神経質や潔癖症といった性格と強迫性障害の境目

特徴を知ることが大切

医者と患者

癖と混合しやすい

強迫性障害は、よく「こだわりが強すぎる」「過剰に何度も同じ行為を繰り返す」などが特徴と言われていますが、実はそれが強迫性障害ではなく、単なる癖である場合もあります。癖は個人の特徴の1つなので、病気ではなくて性格の傾向であると言えます。しかし、自分の繰り返してしまう癖は強迫性障害なのか、単なる癖なのかというのは自分では分かりにくいですよね。そのような時は、一度、家族や身近な友人などから自分の癖ってどう見えてるのかと聞いてみてください。そうすることで、「別に普通じゃないかな」「特に問題ないと思うよ」と言われれば、強迫性障害ではないかも、思い過ごしだったかもと胸を撫で下ろせます。しかし、それでも気になるという方は、専門医による受診をおすすめいたします。専門医の判断は病気であったなら早期発見に繋がりますし、病気でなかった場合は専門医に大丈夫と言われたんだからもう大丈夫だと、どちらの結果でもプラスとして捉えることができます。

具体例と特徴

強迫性障害の症状には、強迫観念によって行為として表れます。例えば電車やバスなどの吊り革に掴まったり、公共の洗面所を使った後に汚染されたかもしれないという心配が頭をよぎり、何度も何度も手や身体を洗ったりします。これは汚染に関する強迫観念で、他には家を出るときにカギを掛けたか何度も確認してしまう、火の元栓が閉まっているか何度も心配になって確かめてしまうなどの安全確認に関する行為や、自分が他人を傷つけたのではないかという心配事に苛む他傷行為への疑念、などがあります。これらは人より、また強迫性障害の症状の度合いにより違うこともあります。また清潔さが気になったり、神経質な人だと、自分のことかもと思ってしまうこともあるかもしれませんが、それはただの性格の一部であり病気ではない場合も多くあるので、気になったらまず専門医を受診しましょう。