神経質や潔癖症といった性格と強迫性障害の境目

症状の事例

男性と2人の女性

不完全強迫

強迫性障害の具体的症状には個人差があり、またその種類はいくつもあります。その一つに不完全強迫というものがありますが、これは本人が決めたルールが守れないと不安や恐怖を感じてしまうという症状です。例えば、物の配置が左右対称でないといけない、全てがペアになっていないといけない、物事を行う順序を1から順に守らなければならない、身だしなみが完璧でなくてはいけないなどというルールを自分で作ってしまい、それが達成できないと、出来るまで繰り返してしまう行動がそれに当たります。世界的にあるサッカー選手が、この症状で悩んでいたということをカミングアウトしたことが話題になりましたが、強迫性障害という病気が、自分だけではなく多くの人が抱えている病気なんだということを知ることが重要です。強迫性障害はいま自分でセルフチェックも可能となっているので、気になる人はまずそれから始めてみるのもいいでしょう。

縁起恐怖

強迫性障害の別の症状として縁起恐怖というものがあります。これは縁起を担ぐ行為がエスカレートした症状と言えます。例えば、靴や靴下を履くのは左からじゃないと悪いことが起きてしまう、家を出る時は決まった方の足から出ないと不吉、道を曲がる回数は何回でないと駄目、4や9という数字や黒猫・カラスを見るのが怖いなどと、縁起を極端に気にしてしまう行動がそれに当たります。縁起を担ぐ行為は、多くの人が行っていることですが、それがうまく出来なかったことで不吉なことが起きてしまうと恐怖を抱き、日常に支障を来すようならば、強迫性障害の可能性がありますので、医師の診断を仰ぐのが適切です。